虎渓用水広場とは

コンセプト

虎渓用水の水の音と木漏れ日が織りなす美しい広場に思わず立ち止まりたくなる。
多治見駅北広場、通称『虎渓用水広場』は多治見駅前に新たな“まちかど”を創出し、人々の交流や憩いの拠点、文化・芸術との出会いの場として、街ににぎわいを生み出していきます。

虎渓用水の歴史

虎渓用水は近世以降の農民の悲願を込めた用水で、村の財産を売り払いながら難工事を経て明治35年(1902年)9月に竣工。全長は約612メートル、水路の延長は約1,620メートル。永保寺付近の虎渓頭首工から取水し、虎渓山の裏山をトンネルで貫いて、弁天町(弁天池)、陶都中学校正門、精華小学校西、多治見駅北を通って大原川に合流します。かつては用水周辺の田畑に広く水を届け、ときには防水や防疫に使われるなど人々の生活に重要な役割を果たしていましたが、農地が住宅に変わるにつれて暗渠化(導水路を地下に埋設したりフタをして見えなくした)され、現在、虎渓用水の上は歩道等として利用されています。

水路

歴史的施設である虎渓用水を活用して土岐川の水を広場に導いています。かつての虎渓用水に思いを馳せたり、広場全体を楽しんだりしてみてはいかがですか。

テラス

広場に3か所あるテラスでは、大きな屋根が日差しや雨をさえぎってくれます。テラス1は、キッチンカーを停められるため、カフェやレストランにも早替わり。テラス2の大きなテーブルでミーティングなど行ってみてはいかがですか。

イベント広場(上段・下段)

すり鉢状の地形を利用して人々が集まり易い場所を作り出しています。イベント時には観客席やステージにもなります。

噴水・ミスト

広場下段で噴水が、イベント広場上段でミストが出ます。小さなお子様でも安心して水遊びができるため、親子でお楽しみください。

多治見の街を取り囲む山々の林をイメージした木々により、広場内の様々な場所に気持ちの良い木かげを生み出しています。チェアーを好きな場所に移動させ、自分なりの居心地の良い空間を探してみてください。

虎渓用水広場では景観への配慮と自然学習への好奇心を掻き立てることを目的に敢えて樹名板を掲出していません。
樹名はこちらでご確認いただけます。

広場の植物MAP